循環ろ過装置は、一般的に粒子の異なる砂等の多孔質の物体を通し、汚れや異物を除去して清潔な水に導く、という仕組みになっています。しかし、浴槽の場合は人が直接入ることもあり、雑菌が繁殖しやすいのが難点。
そこで、必ず「塩素剤」を使って消毒し、薬剤の濃度も含めしっかり管理しなければなりません。また、中の砂は水垢等の影響で固まってしまうことがあるので、それを防ぐ「スケール分散剤」の導入がおすすめです。
上記で紹介したポイントの他にも、「温泉成分を損なわない」ことが重要です。お湯に含まれるミネラルや成分が健康やリラクゼーション効果に直結するため、これらを損なわずにろ過する装置がおすすめ。

ノーリツが提供しているろ過システムは源泉に含まれる、大腸菌やレジオネラ菌を除去するべく「砂ろ過材」を採用。 高感度電極と高濃度洗浄を併用することにより、ミネラル成分を保持したまま、きれいなお湯を生成できる循環型システムが導入されています。
また、長時間に渡って大流量のお湯を扱うだけに、事業者として困るのは、機器がトラブルを起こしてお湯が止まってしまい、お湯の清潔さや温度を保てなくなること。 ノーリツでは何よりも「安定稼働」を意識した徹底サポートを強みとしています。

2011年4月23日に開業した温浴施設「名東温泉 花しょうぶ」は、総合水処理メーカーのミズプラが循環ろ過装置を導入しています。保湿・浸透作用の高いナノ水を全館に導入し、付加価値向上に成功しています。
浴場にはナノ炭酸泉やナノ酸素泉など、合計11種類の浴槽に加え、2種類のサウナを備えた豪華仕様。岩盤温浴も5基そろっており、広い年齢層に人気の施設での導入事例です。

沖縄で営業しているホテルに循環ろ過装置を導入した事例です。露天貸切風呂が6部屋、宿泊者は予約制で無料で使用できるのがメリットで、宿泊者はもれなく利用する人気設備だそう。
常に暑いイメージのある沖縄ですが、夜間や冬の放熱は電気ヒーターで保温できません。昇温の問題は熱交換器と新設熱源機のシステムで解決。浴槽清掃・張替の手間がなくなり、従業員の負担が減ると大変高い満足度だったそうです。

こちらは株式会社大茂の循環ろ過装置事例です。
都心郊外のゴルフ場にある温泉に設置されたもので、女性用と男性用それぞれの浴場に対応しています。人垢や人毛、人油といった汚れを除去するとともに、レジオネラ菌や大腸菌などを殺菌する塩素注入装置、湯温維持用の熱交換器が一体化しているのが特徴で、常に清潔なお湯を提供できるため、施設の方からも喜ばれているそうです。
また、この施設は以前から同社の製品を採用しているとのことで、従来の機器を10年使用したのち、新型のろ過タンクに交換することで利用を継続しています。
このように、浴槽や浴場における循環ろ過装置は製品によって様々な特徴が存在します。会社ごとにも対応環境やこだわりポイントは異なりますが、特に温泉の場合は塩素での殺菌や適切な温度管理が必要となるため、基本的には循環ろ過装置とつながる水回りの機器をシステムとしてセットで提供してくれるところを選ぶのがおすすめです。
問い合わせ窓口もひとつで済みますから、万が一の時も一貫したサポートが受けられるでしょう。
ろ過方式やろ材の違いなど、循環ろ過装置にはさまざまなタイプがあり、どうやって決めたらいいのか分かりにくいのが実情。
循環ろ過装置選びで鍵となるのは、ポンプや殺菌装置を含む水回り機器をセット提供するメーカーかどうか。設計から保守まで一括管理でき、メンテも初期費用も削減可能です。温浴施設、プール、観賞用の池、それぞれの用途に最適な3社を厳選してご紹介します。
このサイトでは循環ろ過装置を取り扱っているメーカー38社の情報を取りまとめています。その中から、循環ろ過装置を含む関連機器をひとまとめにして提供している会社をピックアップ。さらに、問い合わせ窓口を集約することで導入後のアフターサポートも安心の会社を、「使いたい場所」別におすすめのメーカーとしてご紹介しています。
温泉やホテルの大浴場、
高齢者施設向け
プール向け
観賞用の池や水槽向け
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| 用途 / シーン | ノーリツ | エヌアイティ | 石垣 |
|---|---|---|---|
| 天然温泉 | 〇 ※1 | ー | ー |
| 人工温泉 | 〇 ※1 | ー | ー |
| ジャグジー(浴場) | 〇 | ー | ー |
| 水風呂 | 〇 | ー | ー |
| ヒノキ風呂 | 〇 ※2 | ー | ー |
| 岩風呂 | 〇 | ー | ー |
| 温水プール | ー | 〇 | ー |
| 露天プール | ー | 〇 | ー |
| ジャグジープール | ー | 〇 | ー |
| ドッグプール | ー | 〇 | ー |
| 鑑賞池 | ー | ー | 〇 |
| 水族館(水槽) | ー | ー | 〇 |
※記載は一般的な目安です。実機選定は水質分析値・槽仕様・運用条件に基づき、各メーカーへ事前確認してください。
選定条件:
Googleで「循環ろ過装置」と検索した結果の120件、および「業務用ろ過装置」と検索した結果の160件から、循環式の業務用ろ過装置を取り扱っていることが公式サイトに記載されている会社38社をピックアップ。(調査日:2023年7月4日)
・ノーリツの選定理由:お湯専用の循環ろ過装置を提供していることが公式サイトに記載されている31社の内、ろ過装置の前後工程で使用する機器(熱源機、ろ過ユニット、ろ過昇温ポンプユニット)をひとつのシステムとしてセットで提供し、かつメンテナンス窓口を一本化していることが明記されている唯一の会社として選出
・エヌアイティの選定理由:プール専用の循環ろ過装置を提供する29社の内、ろ過装置の前後工程で使用する機器(5方弁、ヘアキャッチャー、ポンプ、熱源、殺菌装置、制御盤)をひとつのシステムとしてセットで提供していることが明記されており、かつメンテナンス窓口を一本化している唯一の会社として選出
・石垣の選定理由:観賞用の池や水槽専用の循環ろ過装置を提供する11社の内、ポンプが一体化したろ過装置の前後工程(ファイバーキャビン・トルネードキャッチャー)をひとつのシステムとしてセットで提供していることが明記されており、かつメンテナンス窓口を一本化している唯一の会社として選出