ホテルや旅館、高齢者福祉施設の温浴設備やプールなど、大量の水(湯)を再利用しながら運営する施設では、循環ろ過装置の設置が必須。とはいえ運営施設に合った循環ろ過装置をどのように選べばいいのか、よく分かっていない方も多いのではないでしょうか。
ろ過能力や扱える水量といった、いわゆる「スペック」はもちろん重要ですが、ポイントは循環ろ過装置とつながっている水回りの機器をセットで導入できるか。では、セットで導入(=システム化)することにどんなメリットがあるのでしょうか。大きく2つにまとめました。

循環ろ過装置は基本的に、単体で使うものではありません。お湯の温度を保つ昇温熱源や送水に使う循環ポンプ、膨張タンクなど配管のつながる関連機器が多く、複数のメーカー製品が入り混じっていると、それだけで配管が複雑化します。
本来なら顧客のために使いたいスペースを余計に圧迫することになり、誰にとってもメリットがありません。設置の際には省スペース+省施工をできるだけ求めるのが当然でしょう。

清潔で衛生的な水を常に供給するためには、循環ろ過装置の日々のメンテナンスが重要。毎日のことだけに、その手順が複雑だと億劫になってしまいますし、工程が多ければ多いほどミスも多発します。
一体化したシステムとして構築されている機器であれば、その工程は最小限に短縮可能。貴重な人員の時間をメンテナンスに費やすことなく、施設の利益向上に回すことができるでしょう。
また機器がひとつのメーカーに集約されたことで、窓口も一本化。いざというときのトラブル対応も、「どこに連絡すればいいんだっけ?」と戸惑うことなく迅速に実施できるのが魅力です。
以上のことから、循環ろ過装置がわかるメディア「ロカループ」では、「循環ろ過装置導入は水回り機器とセットで考える」ことをおすすめします。
お湯まわりの設備メーカー・株式会社ノーリツは、ホテルや旅館・高齢者施設などの業務用温浴設備を持つ事業者に向け、「熱源機」と「ろ過装置」、そしてこの2023年9月に発売したばかりの新製品「ろ過昇温ポンプユニット」を組み合わせたろ過システムを提供しています。
システム化したろ過装置を扱うメーカーは他にもありますが、昇温ポンプユニットまで組み込んでいるのはノーリツのみ※。一口にシステム化といっても、どれくらい幅広い関連機器を取りまとめているかはメーカーによって大きく違うので、できるだけ多種類の機器を含んだシステムの導入をおすすめします。
(※2023年7月4日調査時点)
施工業者からすると、煩雑な部材選定やポンプまわりの図面作成が不要になり、浴場用ろ過設備のプラン作成も浴槽容量の確認だけで可能となるなど、従来の作業工数を大幅に削減できるメリットがあります。他にも導入時に2人がかりで1日以上要していた循環ポンプ工事も必要なくなったことで、「省施工」「省人化」を実現。施工業者にとっては至れり尽くせりな仕様と言えるでしょう。
そんな施工業者に優しいろ過システムですが、果たして導入施設側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ノーリツで湯まわりの設備企画に携わっている山川さんに、新製品の「ろ過昇温ポンプユニット」を組み込んだろ過システムを開発・発売した経緯と、導入施設が安心して働ける環境づくりへの取り組みについてうかがいました。

2000年、株式会社ノーリツに入社。システムキッチンやシステムバスの企画を担当し、さまざまなアイデア商品を世の中に送り出す。
現在は非住宅施設向けの商品プロモーションを担当し、非住宅分野に新たな旋風を巻き起こしている。
宿泊施設や高齢者福祉施設の温浴設備には、つねにお湯を清潔に保つことや適切な温度に保つことが求められます。そのためにはろ過ユニットや昇温用熱源機など様々な機器が必要で、施設運営者は十分な設置スペースの確保と機器の維持管理などの対応が必要となります。
これを怠ると、レジオネラ症の発生などの事故につながる可能性もあります。弊社としてはこのような問題点に対し、全ての機器をノーリツで提案することで省力化と安心をお届けしています。
現在、こういった施設では人手不足による省力化が社会的な課題となっています。その解決に貢献したいとの想いから新商品の開発に着手し、この度無事に商品化することができたという経緯があります。
弊社は業務用分野で、給湯器とろ過システムの製造販売において30年以上の実績があり、ありがたいことにご好評をいただいています。ろ過システムは浴槽の清潔を保つと共に、お湯の温度も保つため給湯器を熱源として利用し、循環保温をおこないます。
この昇温用熱源とろ過システムのノウハウを活用し、2つの機器をつなぐ循環ポンプ周りの機器をユニット化に成功したことが、システム全体のノーリツ一本化を実現しました。
ろ過機が止まってしまうと、水質の低下や水温効果により業務に大きな支障を来たします。温浴施設の維持管理には、施設運営者による維持管理と、万一の故障の際の対応が必要です。しかしそれぞれの機器のメーカーが違うと、例えばろ過ユニットの故障はメーカーへ依頼、昇温用ポンプは設備業者へ依頼しなければならないなど、対応に膨大な工数が発生してしまいます。
弊社のろ過システムに一本化することで、故障時はもちろん定期点検や消耗部品の交換などシステムを丸ごとサポートいたしますので、安心して運営できます。施設運営への影響や営業停止のリスクを最小限に抑えられるのがメリットと言えるでしょう。
万一の故障は、全国365日24時間の受付体制で、ノーリツのサービスショップが迅速訪問対応いたしますのでご安心ください。 また、ノーリツでは「アフターサポートプラン」(保守点検契約)を用意しています。定期点検だけでなく、機器内の清掃や故障を最小限にする部品交換提案、消耗部品の交換などを行なっています。
プロの修理担当者による的確な診断により、安心して施設運営に集中していただけます。このプランには遠隔監視も標準対応しており、管理者の方が故障に気づいていなくても、自動通報による迅速修理対応が可能です。
お湯のノーリツが2023年9月に発売したばかりの新製品「ろ過昇温ポンプユニット(PSU-400ST)」と、それを「熱源機」や「ろ過装置」と組み合わせたろ過システムについて、ここでは詳しく解説していきます。

簡単設置&施工工数短縮で導入しやすく、メンテナンスも楽々な省スペース設計
「ろ過昇温ポンプユニット」とは、浴場のお湯を昇温(追いだき)するために、熱源機でつくったお湯をろ過ユニットに循環させるポンプと、周辺部材をユニット化したものです。ろ過ユニット導入に必要な機器である「熱源機」「ろ過ユニット」「ろ過昇温ポンプユニット(PSU-400ST)」の全てをノーリツブランドでラインアップし、ろ過システムとして提供しています。
従来、ろ過システムの導入において2人がかりで1日以上かかっていた、煩雑な循環ポンプと周辺部材の工事も不要になります。施工もマルチ給湯器と同様の設置のみで、「省施工」「省人化」を実現し、施工現場の負担削減に貢献します
これまで露出して配置されていた循環ポンプなどの部材類をユニット化。昇温熱源機と並べて設置できるシンプルな形状で、配管接続も外観もスタイリッシュに。設置面積はわずか0.3㎡と省スペースを実現できます。
ろ過まわりの機器について、全体を一括で保守契約できるため、問合せ窓口をひとつに集約できます。施設管理が容易になり、煩雑さゆえに起こっていたミスを減らすことにつながるでしょう。さらに遠隔監視を導入することで、故障の検知や連絡、修理手配も自動で対応可能。安心運営に拍車がかかります。
経年で発生する循環ポンプ(ろ過昇温ポンプ、ろ過ユニット)の、メカニカルシールからの漏水を検知し、リモコンに知らせる機能を搭載しています。両ユニットに漏水検知を導入してるメーカーは数少なく、ろ過システムは浴槽水を清潔に保つためのシステムであり、機能・性能の維持状況が利用施設の営業活動を左右するもの。この機能で、より安心できる経営に近づけます。

株式会社ノーリツは給湯器をはじめとした、住宅設備機器のメーカーです。なかでも「お湯といえばノーリツ」と呼ばれるほど、お湯のある快適な暮らしの創造に力を入れています。
創業の原点は「お風呂は人を幸せにする」こと。今ではお湯を超え、「新しい幸せをわかす」会社になることを目指し、世界をまたいだグローバルな事業展開を行っています。
| 会社名 | 株式会社ノーリツ |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区江戸町93番(栄光ビル) |
| 電話番号 | 0120-911-026(ノーリツコンタクトセンター) |
| 公式サイト | https://for-biz.noritz.co.jp/ |